マダニのおはなし

こんにちは!

今日はマダニのおはなしです!

エルクンとしなちゃんは毎日2回、朝夕のお散歩を欠かさず行っていますが

先週の木曜日、いつもとちょっと違うお散歩コースを歩いてみよう!ということで

普段歩かない道を歩いたわけですが・・・・!

家に戻って足を拭いこうと思ったら・・・・・・・・驚愕!!!!!😱😱

エルクンの足に数匹、しなちゃんの全身にびっしりマダニの幼虫が這っているではありませんか・・・・!!!!!(目視で確認できたうち、1匹は成虫もいました😖)

本当はここでマダニの写真を載せたいところですが

本当に気持ちが悪いので、イラストをご参照ください。

(ご興味のある方はお調べください・・・・😱)

普段は歩かない道が野生動物の通る道だったんですね・・・・。

確かに、あおきりん家の周りには様々な種類の野生動物が出没します。

私が見たことがあるのはアナグマだけですが、他にもシカやイノシシなどの目撃情報があるようです!!

そういった野生動物の身体について血を吸ってイキイキしているマダニが草木についていたんでしょうね・・・・。

お散歩では舗装された道しか歩いていないのですが、道の脇に少し背の高い草が生えていたりしていたんです。確かに。

危険はどこに潜んでいるかわかりませんね・・・。

とりあえず、お風呂場でえるしなどちらも丸洗い。3度洗い。

そのあと私も噛まれていないか念入りにチェック。

髪の毛もなくなってしまうかもってくらいガシガシ洗いました・・・・😂

なんでこんなにびびっているの?!

と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません!!

ですが、本当に怖いんです!!!

広島在住の方で犬を飼っている方なら慣れっこかもしれませんが

私の出身地長野では、お散歩コースでマダニなんて見かけることがなかったですもん。。。

ちょっと舐めていました。。。

マダニが恐ろしい理由

まずはマダニのデータからご紹介します!

★見た目

固い外皮に覆われた比較的大型のダニ

種類にもよりますが、吸血前で3~8mm、吸血後は膨らんで10~20mm程度

★生息地

森林や草地等の屋外や、市街地周辺では樹木や藪が多い公園

地面の落葉層の間に潜んでいたり、葉っぱの先端で動物が来るのを待伏せしている(←えるしなはこれにやられた!!)

★活動期

3~4月頃から増加しはじめ、10~11月頃本格的に活動します。

★感覚器

マダニがもつハーラー器官と呼ばれる感覚器は、哺乳類が発する二酸化炭素や体温、体臭、物理的振動などに反応します。

動物が通りがかると、それを感知して上に飛び降り、くっついて吸血を行います。

大きい個体になると、厚手の衣類の上からでも喰いつきます。     

★吸血(咬着(こうちゃく))

蚊のように短時間ではなく、数日〜2週間に及ぶこともある。

犬の場合:顔の周り、耳、足の裏 など

人の場合:膝の裏、陰部、胸、脇 など

マダニの唾液には麻酔物質が含まれており、吸血されていても気付かないことも多いようですが、痒みや水疱、化膿などの症状が現れる場合があります。

このように、かゆみや化膿だけで済むならそこまで大きな問題ではないのですが、

なぜ私が震え上がるほど恐れているかというと・・・・!

稀に「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」という感染症を保有するマダニがいるからです😖😱

★症状

主に「発熱」と「消化器症状」

マダニに咬まれてから6日から2週間程度の潜伏期間を経て出現します。

★致死率

6~30%と報告されていますが、治療法として有効な薬剤やワクチンは現状ありません。

★感染経路

ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染しますが、

感染患者や感染した飼い犬・猫 の血液、体液、粘膜などからの接触感染も報告されています。

広島県のHPを参照してみますと

平成25年1月に初めての症例が確認され、現在までに全国では27都府県で649例の症例が確認されています(令和3年7月26日現在)。

広島県については、64例(うち14例で死亡)の症例が確認されています(令和3年7月26日現在)

とのことです・・・・・広島にも SFTS を保有するマダニは存在しています!!!

私が焦る理由をお分かりいただけたでしょうか・・・・!

みなさんの住む地域でも感染症例があるか是非調べてみてください。

ノミ・マダニ予防薬

えるしなにマダニがひっついていて本当に恐れおののいたのですが

ちゃーんとえるしなにはノミ・マダニ予防をしています!!!

(えるしなにくっついたマダニがSFTSを保有していて、知らずのうちに人間につき、噛みついたらアウトなので焦っていたということでした・・・・😅)

あおきりん家で使っている予防薬は「フロントラインプラス」です!

こちらを月に1度えるしなの皮膚に滴下して予防しています。

こちらの駆除薬は、首の後ろに滴下後、徐々に全身に広がり、皮脂腺にとどまります。

皮膚に有効成分が浸透していますので、実際にノミやマダニは皮膚を咬むことでノミ・マダニの体内に薬剤が入ります。

そのため、一時的にワンちゃんは咬まれてしまいますが、咬みつかれてから48時間以内に駆除しますので、ほとんど感染症にかかるリスクが生じません。

今回しなちゃんに関しては、身体にびっしりマダニがひっついていましたので

洗い流しによって100%マダニを除去することができず、何匹かはすでに噛みついていることが確認できました・・・。

ですが、数時間後にはぽろぽろマダニの死骸が落ちてきていました👌

駆除薬効果が目に見えましたので、やっぱり予防は大切だなと再認識しました😊

あおきりん家では滴下タイプのフロントラインプラスを使用していますが、おやつ感覚で経口投与できるものもあります。

種類によって値段もまちまちですが、稀にアレルギーが出たりする場合もあるようですので、

かかりつけの獣医さんに相談しながら予防をしっかりしていきたいですね。

余談ですが、愛犬との旅行や、トリミングサロンに通うことをお考えの方は

宿泊前やお預かり前に「ノミ・マダニ予防はされていますか?」と聞かれることが非常に多いです🐶

予防がされていない犬に万が一マダニがついていた場合、使用するタオルなどに生きたマダニがについたらお店は大変なことになりますもんね😖

予防がされてない場合は、お断りされることもあるようです!

おわりに

犬たちは草の匂いを嗅いだり、土や枯れ葉の上を歩くことが大好きです!

マダニが活発な時期はお散歩ルートを見極めること

万が一噛まれても大事に至らないように予防を徹底すること

とても大切なことを身に染みて感じた木曜日の夜でした。

(2匹のシャンプー→噛みついていないマダニをガムテープで取り除く→家中掃除機かける→犬たちの経過観察で就寝12時過ぎでした・・・😅勉強になりました・・・。)